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冬型の気圧配置が強まった東北地方は20日夜から21日にかけて、北東北を中心に暴風雪に見舞われた。強風のため青森、秋田両県などで建物に被害が出たほか、各地で交通網に影響が広がった。
仙台管区気象台などによると、最大瞬間風速は青森33.4メートル、深浦31.4メートル、酒田28.9メートル、秋田27.6メートル、宮城県女川町江ノ島27.5メートルなど。青森県では外ケ浜町蟹田、野辺地町など6地点で最大風速が観測史上最高を記録した。 青森県防災消防課によると、県内では五所川原、つがる両市など13市町村の計124棟で屋根がはがれたり、窓ガラスが割れるなどした。秋田県でも秋田市などで12棟が被害を受け、男鹿市の男鹿署官舎敷地内では物置が強風にあおられて倒壊した。 東北電力によると、倒木で高圧線が断線するなどして、青森県では青森市など19市町村で約4万7500戸が停電。山形県では鶴岡市などで約650戸が停電した。 鉄道網は東北各地でダイヤが乱れた。JRは東北、常磐、羽越、奥羽各線などで200本以上が運休。三陸鉄道でも運休が相次いだ。 高速道路は東北自動車道の大和―築館インターチェンジ(IC)間、碇ケ関―大鰐弘前IC間などが一時通行止めとなった。空の便も札幌便を中心に青森、仙台、秋田、山形、庄内各空港で計20便以上が欠航した。 河北新報 そら乱れますわなぁ PR |
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県内の7金融機関が4月13日から、平日の日中に個人が出金する際の現金自動出入機(ATM)利用手数料を相互に無料化する。サービス名は「みやぎネット」で、対象ATMは計676カ所。利便性を高めることで、利用拡大や預金獲得を狙う。他地域でも似た例はあるが、県内すべての地方銀行、第二地方銀行、信用金庫が参加するのは珍しいという。
提携するのは七十七銀行(対象ATM381カ所)、仙台銀行(同166)、杜(もり)の都信金(同50)、宮城第一信金(同18)、石巻信金(同20)、仙南信金(同24)、気仙沼信金(同17)。平日の午前8時45分~午後6時に個人が出金する場合、これまで別の金融機関のATMを使った時にかかっていた105円の手数料が無料になる。これ以外の時間や土日も、大半が210円だった手数料が105円に下がる。 金融機関のATM相互開放は九州、四国などでも進んでいるが、銀行間にとどまるなど参加が限られる例が多い。東北でも秋田銀行と信金や信組の提携では、不参加の銀行がある。 30日の発表で、七十七銀行の鎌田宏頭取は「県内最大のネットワークになる。便利になることで、多くの県民の皆様に県内金融機関をもっと使っていただくきっかけにしたい」と話した。 |
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21-27日に名古屋市中村区名駅1の名鉄百貨店で開かれる「宮城県の観光と物産展」を、「2008みやぎライシーレディー」の林舞唯さん(25)が20日、中区三の丸の中日新聞社を訪れ「自信を持ってお勧めできるおいしい食材ぞろいです」とアピールした。
同展には食料品や伝統工芸品などの約70社が1200種類を出品する。定番の笹(ささ)かまぼこや牛タン、ずんだもちのほか、地ビールや仙台牛コロッケなどが初登場。昨年6月の宮城・岩手内陸地震で被害が大きかった栗原市からは産地直送の野菜が届けられる。(問)名鉄百貨店=電052(585)1111 |
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ブラウン管には、武装したイスラエル軍兵士。その兵士に向けて石を投げる子供たち。力の差は歴然としていた。87年に始まった第1次インティファーダ(反イスラエル抵抗闘争)。20年ほど前に見た映像は生々しく、仙台市の行政書士、石川雅之さん(47)は認識を改めざるを得なかった。
何世紀にもわたって迫害されてきたユダヤ人が、新たな流浪の民を生んだ。そして、昨年末から始まったパレスチナ自治区ガザ地区への空爆、それに続く地上侵攻。映像が二重写しになる。 「パレスチナ人=ゲリラ」というイメージを変えたいとの願いを込め、92年に「パレスチナと仙台を結ぶ会」を設立した。翌年、ガザを訪れ、現地で平和活動に取り組む非政府組織(NGO)のスタッフ、アムジャトさんと知り合った。「世界から見殺しにされている」。5歳下の彼は、身ぶり手ぶりで訴えた。 この年末年始を利用してガザを再訪する予定だったが、体調不良で断念した。だが、「無力なままでは終われない」。11日には仙台市で緊急市民集会を開く。平和を求める寄せ書きを在日イスラエル大使館へ送るつもりだ。そして、彼と再会できた時には、こう言って抱き合いたい。「君は決して見捨てられていない」と。【藤田祐子】 毎日新聞 2009年1月11日 東京朝刊 |
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栗原市花山に今年も長い雪の季節が訪れた。避難している42世帯112人は仮設住宅で初めての冬を迎えた。6割が65歳以上のお年寄りだ。
「半年たってもまだまだ落ち着かない。ここの暮らしはつらいし、これからどうなるのか見当がつかない」。狩野たつ子さん(68)は不安を募らせる。
夫(74)と2人暮らし。自宅が全壊し、花山草木沢地区ではただ1世帯仮設住宅に入った。集落ごとにまとまって入居している他地域の人たちに比べて知人が少なく、周囲とのコミュニケーション不足は否めない。
仮設住宅そのものにも不満が多い。夏はエアコンをつけても暑さでままならなかったが、冬はさらに厳しい生活を強いられている。
目下の悩みは結露と寒さだ。通常のプレハブに比べ2倍の断熱材を使用しているはずだが、壁や窓、畳まで結露し、毎朝起きるとふとんがびっしょりとぬれている。さらに、ストーブをたいても室温が上がらず、風呂を熱くたいてもすぐ冷めてしまう。光熱費は自宅にいた時よりかなり高い。
こんな生活も先が見えていればまだ我慢できる。だが狩野さんの場合、自宅を建て直すにも、新たに土地や家を探すにも肝心の資金のメドが立っていない。「せめて市や県が公営住宅を作ってくれればいいが、今の支援だけで立ち直るには(仮設住宅の期限の)2年では間に合わない」とため息をつく。
仮設住宅に入居してストレスや運動不足から体調不良を訴える人も少なくない。
三浦まさきさん(77)は、足に血の塊ができるエコノミークラス症候群(静脈血栓塞栓症)と診断された。今も定期的な診療所通いが欠かせない。「自宅にいたときは畑仕事をして体をよく動かしていたんだけどね」という。
ここでは、運動不足を解消するために避難住民が仮設住宅の隣にある畑を借り、野菜を栽培してきた。三浦さんもその一人だが、これからは畑も雪に覆われる。「一時帰宅もそう簡単にはできなくなるし、狭い家の中で何かして過ごすしかないね」
花山地区では週1回、お年寄りの「閉じこもり」を防ぐために「お茶っこ会」が開かれている。市も健康プログラムを作成し、保健師や相談員らが各戸を訪問して心と体のケアに重点を置く。同市社会福祉協議会の佐藤早苗さんは「雪が降ると外に出なくなってしまうので、みんなで集まる機会を何とか作りたいが、支えるスタッフには限りがある。特に年末年始は人員が不足するだけに心配だ」と話す。
asahi.com
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