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ブラウン管には、武装したイスラエル軍兵士。その兵士に向けて石を投げる子供たち。力の差は歴然としていた。87年に始まった第1次インティファーダ(反イスラエル抵抗闘争)。20年ほど前に見た映像は生々しく、仙台市の行政書士、石川雅之さん(47)は認識を改めざるを得なかった。
何世紀にもわたって迫害されてきたユダヤ人が、新たな流浪の民を生んだ。そして、昨年末から始まったパレスチナ自治区ガザ地区への空爆、それに続く地上侵攻。映像が二重写しになる。 「パレスチナ人=ゲリラ」というイメージを変えたいとの願いを込め、92年に「パレスチナと仙台を結ぶ会」を設立した。翌年、ガザを訪れ、現地で平和活動に取り組む非政府組織(NGO)のスタッフ、アムジャトさんと知り合った。「世界から見殺しにされている」。5歳下の彼は、身ぶり手ぶりで訴えた。 この年末年始を利用してガザを再訪する予定だったが、体調不良で断念した。だが、「無力なままでは終われない」。11日には仙台市で緊急市民集会を開く。平和を求める寄せ書きを在日イスラエル大使館へ送るつもりだ。そして、彼と再会できた時には、こう言って抱き合いたい。「君は決して見捨てられていない」と。【藤田祐子】 毎日新聞 2009年1月11日 東京朝刊 PR |
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