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県文化財保護審議会(工藤雅樹会長)は12日、一関市川崎町の大乗寺(小野寺泰賢管長)のオシラサマを県有形民俗文化財に指定するよう法貴敬県教育長に答申した。オシラサマは本県を代表する民間信仰の一つで、1カ所に200体も納められているケースは全国的に例がなく、信仰を考察する上で貴重な資料とされる。今回指定されると、県有形民俗文化財は29件目、県指定文化財は計346件となる。 指定の対象は大乗寺に納められている200体。2体1組が原則とされる。 頭から布をかぶせる包頭型が184体、頭を出している貫頭型は16体あり、数の多さでは他に類を見ない。 県南、宮城県北の盲僧や盲目のみこ「オガミサマ」の本山である大乗寺に、多くのオシラサマが遠方からも集まったのは、後継者がいない際の奉納場所となったためと考えられている。 江戸時代からのものと推定され、高さは11―41センチ。芯の素材は盛岡藩に多い木と、仙台藩を象徴する竹があり、両方が同じ場所に集まっているのも珍しいという。 オシラサマは、呼び名は違うものの東北地方で広く信仰されており、一般に目の神や蚕の神などとされるが、大乗寺のものはオガミサマの信仰の道具として用いられた。 現在、県内では約1250軒の民家で所有。1958年には、遠野のオシラサマを含む33体が国の重要有形民俗文化財に指定され、県内6市町村でも文化財に指定している。 【写真=県有形民俗文化財に指定するよう答申された「大乗寺のオシラサマ」。手前右の2体が包頭型、中央が貫頭型】 PR |
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